歴史ロマンが香る海 宇和海眺望
宇和海を臨む大久地区には300年以上受け継がれる「シャンシャン踊り」があります。その伝説は、息も絶え絶えの美しい娘が浜に流れ着くことから始まります。娘はお機世といい「この地で供養してください」と亡くなりました。すると、目を悪くする村人が相次ぎました。崇りを怖れて「お幾世大明神」として祀り、浜に祠を建てると、ある人の夢枕にお幾世が立ち「私は踊りが好きだから見せておくれ」と願ったそう。そこで、お幾世の命日に集落みんなで踊ったところ、人々の目は次々と全快したそうです。現在、「シャンシャン踊り」は、伊方町の無形民俗文化財に指定されています。
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